これからの外国語運用能力を測る新しい標準
CEFR(セファール)とは何か?https://fanblogs.jp/eikaiwadeonline/
最近、英語関連の書籍やテレビ番組などで「CEFR(セファール)」という言葉をたびたび目にするようになってきました。
TOEICや英検、TOEFLは聞いたことがあるけど、CEFRって何?新しい試験?
また、今後どういったシーンでCEFRが使われていくのかなど、気になることがたくさんありますよね。
特にお子さんの将来を考えて英語学習を考えている方にとっては、大学入試や就職における影響はあるのでしょうか。
そして、社会人で英語学習中の方にとっても、CEFRをどう意識すれば良いのかなども気になるところだと思います。
そこで今回は、CEFRについて気になる点をまとめてみました。この記事では以下のことがわかります。
・そもそもCEFRとは何なのか
・なぜCEFRをよく目にするようになってきたのか(注目されているのか)
・CEFRの試験はあるのか?どうやって受けるのか?
・大学入試などのシーンでCEFRは使われるのか?
CEFRが気になっているけどよくわからないという方、ぜひ一緒にCEFRについての知識を身に付けていきましょう。
CEFRとは「外国語運用能力を測るための新しい標準」
CEFRとは「Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment」の頭文字を取ったもので、日本語訳すると「ヨーロッパ言語共通参照枠」。
CEFRとは、「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)」のことです。 外国語の運用能力を、言語の枠や国境を越えて同一の基準で測ることができる国際的な指標です。 欧州評議会(Council of Europe)により、20年以上にわたる研究と実証実験の末に開発され、2001年に公開されました。 現在では38言語で参照枠が提供され、語学教育の現場で活用されています。 言語資格を承認する根拠にもなるため、国境や言語の枠を越えた教育・就労の推進にも役立っています。 CEFRには、A1~C2の6つの等級があります。
以下にその6つの等級を示しますね。
熟練した言語使用者
C2
聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。
C1
いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。
自立した言語使用者
B2
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。
B1
仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。
基礎段階の言語使用者
A2
ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。
A1
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。
【引用元】文部科学省:
【引用元】文部科学省https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf
上記の図表は、文部科学省が発表したCEFRと英検や他の英語の資格との関連を示したものです。
この図表から見ると、もし貴方が英検2級であれば、CEFRでいうB1~A2と見なすことができるわけです。
すなわち「私の英語レベルはB1です。なぜなら英検2級を取得しているからです」という説明ができますね。
さて、以下に示す図表は「マナビジン」からの引用です。https://ceburyugaku.jp/100223/
この図表からみると、おおよそのCEFRと英検や他の英語資格との相関がわかるかと。
今後海外への進学や就職、または転職が個人レベルで進むのは必須かと。
そして、普段の英語の勉強を進める上で、自分の英語の運用能力はCEFRでは、
A1~C2のどれに相当するのかという認識は持っていましょう。
今回は、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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