英語の発音で日本人にとって一番の難敵は○○だ
最初に言っておきますが、この文書は日本人向けに英語の発音、
特にあいまい母音について、その勉強法を述べています。
日本人にとって、英語の音は、幅が広くつよい音から弱い音まで様々な音があるので、
どうしても日本語のように発音してしまうとおかしく聞こえるのです。
ちなみに以下に英語の曖昧母音の定義を紹介しますね。
英語の曖昧母音(schwa音)は、通常、1つの音素で表現されます。
この音素は「/ə/」と表記され、発音は非常に中立で曖昧な音で、
単語内のさまざまな位置で見られます。
例えば、a cup of tea と言うときに、ə cup ə tea と発音しています。
以下のリンク:YouGlishがオススメです。
このサイトでは、検索窓に発音したい単語を入力すると、このように表示してくれます。
この時、動画を再生して発音を確認すると、a cup of tea を、ə cup ə tea と a や of を
弱く発音しているのがわかります。
英語の発音は、日本語の発音とは違い、全ての音をハッキリと発音しないのです。
英語の曖昧母音は、音声の省略やアクセントの影響によって、
さらに曖昧になることがあります。
今度は、この例を以下に示しますね。
would have が would ə
should have が should ə と変化します。
英語の曖昧母音は、単語の中でよく使われる音の1つですので、このような知識を
日本の学校英語で習っていない場合は、ネイティブの発音が聞き取れないのは、
当たり前なのです。
なので、あなたが、アメリカ映画やドラマで登場人物の話すセリフが聞き取れなくても
、それは仕方がないことなのです。
これらとは違ってビジネスニュース等は、音声の省略とかはしないので、
日本人でも聞き取りやすいのです。
私自身は、旧イギリス支配下であったシンガポール共和国で、語学留学とその後に
現地の日系企業で勤務したのですが、このブログの冒頭で解説したような音声の省略が
ほとんどなかったので、聞き取れないということは、ありませんでした。
もちろん、シンガポール共和国の住民はアジアからの移民の子孫達で構成されているので、
純粋な欧米人ネイティブの発音ではないので、私にとっては聞き取りやすかったのかも
しれませんが。
今回は、ざっと曖昧母音の発音について述べてみました。
そして、何故、私たち日本人がネイティブの発音を聞き取るのが難しいのかを
私なりに解説してみました。
参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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